こんにちは!理央(@leo__note)です!
3年ほど乗った25S(ガソリン)からXD(ディーゼル)のCX-8に変えて、一番満足しているのが走り、そしてその運転の楽さ。
低速から出る分厚いトルクのおかげで、少しアクセルだけで前に進んでくれて、街乗りから高速までどんなシチュエーションでも運転するのが楽になり、ドライブがより楽しく感じています。
そのおかげで25Sに乗っていた時に比べ、倍以上のペースで走行距離も増えています。
そんな走行面では運転していて楽しく楽なディーゼルのCX-8ですが、ガソリンエンジンと比べて不満に感じる面もあります。
乗り換えて違ったこと
(これはもちろん分かってはいましたが)それは音について。
25Sの時はエンジンを回した時の音が気持ちよくて、心地よく、その音のおかげで気分良く運転することができる楽しさみたいなものがありました。街乗りでもこれが体感できるので、音に関して満足していました。
しかしディーゼル乗り替えてからは、出てくる音が全く違うので、音から来る楽しさというものはなくなってしまいました。
これまでのモデルに比べてマシになったとはいえ、時々出る大きめのカラカラ音も気になりますし
音楽を楽しもうと考えた
そんなこんなでエンジン音を楽しめないなら、代わりに音楽をかけて音を楽しんじゃえということで、iPhoneを繋げて音楽を聴くことが増えました。
乗り換えるまでの3年間は子供も小さく、車に乗ってしまうとすぐに寝ちゃうので、起こさないためにも音楽・ラジオ・テレビなど音の出る類のものはほとんどつけていませんでした。
つけてたとしても小さい音で聞いてたので、気にもしていませんでした。
しかしXDに乗り換えてからちゃんと聞いてみると、スピーカーから出てくる音がイマイチなことに気づきました。
今乗っているXDのGrand Journeyでは25S(2019年モデルのSmart Edition)の時にはなかったツイーターがAピラーのところにあるので、多少音がいいのでは?と期待をしていたのですが、Bluethoothで聞こうが、USB-Cで聞こうがあまり好みの音質ではありませんでした。
マツコネの音質を変えるにはイコライザーの設定を変えるのがいいよという記事を見て、そこに紹介されていたおすすめの設定やマツコネに入っているプリセットなどを変えましたが、それでも満足いく音質には程遠かった。。
かと言ってBOSEのオプションはサブトランクが狭くなるので始めから選択肢にありませんでした。
ショップに相談することに
これスピーカーを替えたら音が良くなるのかなと思い、プロのショップに不満に思っていることを相談することにしました。
これが沼への入り口だったとは。。
僕はこれまでカーオーディオについて何も知らなかったので、相談後ショップから、比較的コスパの良くエントリーモデルとしてはいい音出るMorel Maximo Ultra(モレル マキシモウルトラ)602を提案され、そのまま「じゃ、それでお願いします」と即決しました。
これに取り付ける時の土台となるバッフルやスペーサー(PCD-1)、簡易的なドアのデッドニングも同じショップでお願いしました。
取付後、いざ聞いてみると
取付は半日ぐらいで終わりました。
いざ、聞いてみると「うわっ、めっちゃ変わってる!」という感想が自然と口から出てきてました。
出てくる音がこれまでの何ともない音がただ出ているだけの純正スピーカーとは全然違って、音の質が上がってメリハリが出ていて全体的に聴きやすくなっているという印象でした。
ショップの方も「出音はよくなってますね」と言っていたので、僕の感想は間違ってはいなかったようです。
その後、聞いていると不満が出てきた
その後、数日間その状態で音楽を聞いていたのですが、音が良くなったからこそ気になるところが出てきました。
確かにスタッフの方が言うようにスピーカーから出てくる音(出音)は格段に改善しました。
この実感できる変化は嬉しいですが、音のステージ感というのか臨場感は純正スピーカーで聞いていた時と同じく、音に方向性が無く、すごくざっくり言えば、同じところから全部の音が鳴っているような印象でした。
もちろん実際はそんなことはないと思いますが
ど素人なので何の知識もなくカーオーディオの世界に入ったのがそもそも悪いかもしれませんが、僕のイメージだとスピーカーを変えるだけで、ボーカルは真ん中、楽器は右・左から分かれて出てきて臨場感も出て、サイコーってなるのかなと勝手に思い込んでいました。
解決するにはDSPが必要
取付から1週間経って、またまたショップに相談。
そうすると「(DSPと呼ばれる)プロセッサーを入れるとそれは解決できる」と回答をいただきました。
DSPについては、こちらのサイトで分かりやすく説明をされています。DSPは色々な役割がありますが、その中のタイムアライメントという機能を使えば、僕が求めているステージ感・臨場感が作れるということです。
μディメンション – DSP610ABの取付
ショップへの相談後、普段Bluethoothで音楽を聞いているので、マツコネを通さず直接DSPに音を飛ばせて、内蔵アンプ付きのAB級で品質が良いけど、良心的な価格帯のDSP610ABをオススメされたので、そのまま選びました。
このマツコネを通さないでBluethoothで聴けるというのがポイント。マツコネを通した場合、音質の低下が起こります。
DSPもスピーカーと同じく、下から上まで価格差がすごいので、エントリーモデルより少し良いもので使いやすく拡張性があるものとなるとこのμディメンションのDSPは良かったです。
DSPは取付以外にも設定があるので、余裕を見て1日半ぐらいかかりました。
DSPを付けた感想
ただただ感動。これ本当に同じスピーカー?スピーカー変えてません??とスタッフの方に聞いてしまったほど激変。
ちゃんと楽器は右左から聞こえ、ボーカルは真ん中から聞こえてきます。まさに臨場感、ライブ感が車内で楽しめるようになりました。
今までの音の違いにふと笑みが出てきたのを覚えています。
まさに求めていたものが手に入りました。しかも好みによって高音を目立たせたい or 控えたい、低音はもうちょっと抑えたい or 響かせたいなどなどの調整もこのDSPで出来るようです。
μディメンションのDSPを使うなら、このコントローラーは必須。操作なんてスマホでしたらいいやと始めは思っていましたがコントローラーは使い勝手が段違い。
物理的なボタンやノブがあるので運転中でも視線を下に持っていかなくてもボリュームを変えれたり、Bluetoothと有線、マツコネと切り替えれたりできるので楽。
ラジオとかテレビとかだったら音量は大体一定なので問題ないですが、サブスクで音楽を聴いていると曲によって音量が違ったりするので、意外と音量の調整は頻繁にすることになります。
なので、このボリュームは一番よく触れています。
17600円とコントローラーとしてはかなりいいお値段しますが、つけて良かったです。
DSP導入で大満足のはずが、、、
この行動をしなければ、モレルのマキシモウルトラ602とμディメンションのDSP610ABの組み合わせでずっと音楽を楽しめる!というはずでした。
そうそれまでは。。
ショップのデモカーの音を聞いてしまった。。
DSPの取付後、音の確認をして、満足をしてお会計を済ましました。
その帰り際、ショップの前に置いてあった車が目に留まりました。そして(聞かなくてもいいのに)聞いてしまったのです。「これってもしかしてデモカーですか?」と。
そうするとスタッフの方が「そうですよ。聴いてみられます?」と言われたので「はい」と即答。
エンジンをつけたらもう聴ける状態だったので、スタッフの方が助手席、僕が運転席に座り「適当に選曲してください」というので置いてあったDAPから適当に選曲。
音が出てきました。
それも今まで聞いたことのないほど綺麗な音。ボーカルの音が異次元。クリアーで澄んでいて、目の前で自分のためだけに歌ってくれている感じ。ギター、ベース、ドラムもそれぞれ邪魔をしないけど、音がはっきりしていて、大きい音で聞いても「うるさい」と感じないぐらいの生音感と雑味のなさ。
もうなんて言っていいか分からないぐらいのライブ感。耳にピタッとくっついて離れない音。
そんな凄まじい音を聞いてしまったのです。
後で聞いた話ですが、そのデモカー、カーオーディオのコンテストで賞をもらったことのある車でした 笑
「そんなレベルの車置かないでほしい、あんなの聞いたら世の中の音全てしょぼく感じます 笑」とスタッフの方にお伝えしました。
少しでもあのクリアーさが欲しくなってしまった
もうこの時点で沼にどっぷり入ってますね、はい。
スタッフの方も「まぁあれはついているものも全然違いますし、あくまでカーオーディオはああいう世界もありますよとのことなので、気にしないでください」と言っていましたが、それでも一旦聞いてしまった以上、無意識に比べてしまいますよね。
もちろん掛けている金額もゼロが1つ以上違うのは分かっているのですが、より臨場感を出すためにあのクリアーさが欲しいという考えに無意識になってしまっていました。
次はスコーカー
そんな思っていることをこの前、DAPとDSPの調整でショップに行った時に雑談のなかで聞いてみました。
そうすると今僕のCX-8に付けているのモレルのスピーカーは2種類のスピーカーを使う2wayのシステムだけど、ボーカル域用にもう1つスコーカーと呼ばれるスピーカーを追加して3wayにすることで変化が出て良いですよと回答をもらいました。
スコーカーは通常ピラーに付けられますが、スコーカーのない2wayの場合、その音域はドア下のスピーカーが鳴らしていて、DSP側の設定で運転席の前の方から聞こえるようにしていたようです。
つまり高音域がメインのツイーター以外の音域は全てこのドア下のスピーカーが頑張って担当しているのが今の状況。
ピラーにスコーカーを付ければ、今のようにDSPで複雑に設定しなくとも、物理的なスピーカーが目の前にあるので、そこから音が聞こえるようになり、より音がよく聞こえるという仕組み。
しかし取り付け時、今ツイーターがついているピラーに穴をあけて加工しないといけないので、スコーカー本体代、ピラー加工代などの工賃とかなりの値段になります。
これはまだ先でいいかなぁと思っていたところ、相談して1週間後にショップから電話があり、カタログ落ちしたモレルの少し古いモデル(cdm-880)を安くサービスして付けられるけどどうですか?という提案をいただきました。
ショップさんお仕事早すぎます 笑
少し悩みましたが、ボーカル域は気になっていたし、聴くたびにもうちょっとこうしたいとか思うのもストレス。値段も安くしてもらえたのもあって「もうここまで来たら付けてしまおう」ということでそちらの提案に乗ることにしました。
施工後、車内に乗ってみると、まずその見た目にやられました。ピラーに埋め込まれている見た目がカッコ良すぎ。一気に車内が華やかになりました。いかにもオーディオいじってますという雰囲気です。
肝心の音はというと、2wayの時と比べて明らかにボーカル域の音がイキイキとして、立体感が出て、より音楽が聴きやすい環境になっていました。
デモカーに比べたらまだまだですが、かなり理想に近づいているのでこれはこれで良しとしてしばらくこのシステムで楽しみます。
聞いてみての感想をスタッフの方に伝えたところ「サブウーファーを変えたら音感や音の幅も変わってくるのでオススメで、そこまでするとシステム的に1つ完成しますよ」と言われていました。
はい、完全に鴨ネギです 笑
ただサブウーファーは薄型のものもあるとは言え、それでもシート下には入らなそうで、少しでも本格的なものになるとそれなりに大きめのものなので、トランク下のサブトランクやトランクの右左にあるくぼみに取付になります。そうなると必然的に荷物を積む量が少なくなってしまいます。
今でもキャンプに行く時積載量に困っているのが現状。
僕は車はあくまで荷物や人を乗せるのがメインと考えています。サブウーファーのためにそのスペースを犠牲にするのは本末転倒なので、とりあえず今のシステムのままにして、不満が出てきたら将来的にサブウーファーを考えようかなと思っています。
オーディオ沼に入ってしまう意味が分かった
これカメラやレンズもそうですが「沼」ですね。
カメラの場合、エントリー機種を買って、その世界を少し知って、使っているうちに気になるところが出てきて、それを払拭するために一つ上のクラス(ミドルクラス)のものを買う。そうすると無意識的か意識的かたくさんアンテナを張って自分から情報を集め出し、いろんな知識が入ってくるので、さらに新しいよりスペックの良いものが欲しくなる的なやつです。
オーディオの場合カメラよりタチが悪いのが、カメラ以上に天井が高いこと。ちょっとしかアップグレードしてないのに気がついたら総額100万以上使ってるということになりかねないので、ほどほどにしたいと思います。
スタッフの方が「カーオーディオって結局値段相応なんで、自分の車もいじってますが、割り切ってます 笑」と言ってた意味がすごく分かります。
気がついたらDSP入れた後、DAPも買っていました 笑
カメラやレンズだったら、簡単にメルカリで売ったりマップカメラで買取や下取りをしてもらったりできますが、オーディオだと配線のことがあるためそんな簡単に素人が取り外したり売ったりできないので、気軽に次の機材に変えるということができないのはネックですね。
まとめ
いやー、本当オーディオはすぐお金飛んでいくことを実感。車内で音楽を聴く環境をちょっとだけ良くしたいという安易な気持ちで足を踏み入れただけなのに。。
スピーカーの取り付けからDSP導入、スコーカー追加まで1ヶ月ぐらいの出来事です 笑
その1ヶ月は毎週のようにショップに行ってました。
身をもって感じたことは、中途半端にいじるんだったら、何も変えないことも考慮に入れたほうがいいかもしれませんね。
僕のようにちょっとここが、ここをこうしたいなど気になるところを潰していきたいとなると金銭面的にそれなりの覚悟が必要だと実感しました。
それでも追加していくと変化が実感できるのが大きいし、それはそれで楽しいので、じっくりシステムを変えていこうかなと思っています。