こんにちは!理央(@leo__note)です!
少し前に今のカーオーディオのシステムに不満があるということをブログにしました。
その後、もしシステムアップをするなら「この組み合わせかなぁ」というような妄想をしていました。
車に乗るたびに
- システムアップしようかぁ
- するならこれかなぁ
- いや、でもそんなにお金使ってカーオーディオに投資する必要ある?
- 今のでも純正に比べたら全然いいよ?
- でも、やっぱ運転する度、音満足できないなぁ
- それならツイーターだけ変える?
- でもツイーターだけ変えても他のところの粗が逆に目立ちそう
- そうなったら結局全部変えた方が良くね?
- でも休みの日にしか乗らないのに、そこまでる必要ある?
- どうしよう。。。
1から10にいき、そしてまた1に戻るということを頭の中で何度も何度も巡らせ悶々としていたのですが、考えるのが面倒になり、ついにこの度システムを変えることを決断。先日その作業が完了しました。
ショップに予算を伝え、無理を言い何とかその予算内に収めてもらえたので、今回の施工という運びになりました。
このシステムアップができたのも、ショップのご協力無しには出来なかったので、めっちゃ感謝しています。
とは言ってもかなりの金額なので、もう何年も使っていないけど「いつか使うだろう」と考えていたカメラのレンズを売って、購入資金の足しにしました。
ある意味断捨離が出来たのでこれはこれで良かったです。
決めたのは、モレルのハイエンドとミドルクラスの組み合わせ
組み合わせについては正直色々悩みました。
中途半端に今のエントリークラスのシステムより少し上のシステムを選んだら、その時のコストは抑えられるかもしれませんが、その後また上を見たくなるのが明らか。
そうなるとその都度スピーカー以外にも取り付け工賃が発生して結局「最初から行けるところまで行っておけば結果的に安く済んだな」てなことになりかねないので、予算のことも考えて、この上のブログの中にも書いた組み合わせ「3」を今回選びました。
これは車のグレード選択にも通ずるものがあると思います。
Supremo + Elate Carbon Pro + Hybrid
(スプリーモ + イレイトカーボンプロ + ハイブリッド)の3way
選んだのは、ツイーターがフラッグシップのSupremo・ピッコロ2、スコーカーがハイエンドに近いElate Carbon Pro・MM3、ドアのウーファーがミドルクラスのHybrid MW6 MKII。
ショップのデモカーでも使われるような組み合わせです。
理想としては、ウーファーもElate Carbon Proにしたかったのはあります。ただそこまで行くと予算オーバーどころの話じゃなくなるので、ウーファーはHybridにし価格を抑えました。
Maximo Ultraで特に気になっていたのが、中域と高域だったので、その弱点をハイエンドのスピーカーで良くし、尚且つ低域はミドルクラスのものを使うことで厚みが出て音に立体感を出せるはず。この組み合わせは僕的には十分すぎるはずなので発注をお願いしました。
「これで僕は幸せになれますか?」と冗談でショップの方に聞くと「全然音変わります!」とのことでした。
発注後、納期未定
発注する時に「数週間ぐらいで商品来ると思うのでまた連絡します」と言われ、ショップを後にした30分後ショップから電話がありました。
なんだろうと思い電話に出ると、「今ピッコロ2とMM3が欠品中。戦争でいつ入荷か目処が見えていません。また進捗があったら電話します。」とのこと。
そう、モレルはイスラエルのメーカーで、現在戦争中。まさか自分の発注した商品が戦争の影響でいつ来るか分からないというのは初めてだったので、そんなことあるんだとびっくり。でも待つ以外どうしようもないので、気長に待つことに。
1ヶ月半で入荷
結果、陸路で飛行機が飛べる近くの地域?国?まで運んで、そのあと空輸されて届いたそうです。結局、発注から約1ヶ月半後にショップから電話がかかってきました。
もっと時間がかかると思ったので、逆にそんなに早いんだと思い、ホッとしました。
スコーカーの取り付け位置を決める
その後、代車を貸してもらえる日で予約をし、ショップに到着。
ツイーターは今の同じAピラーに設置する予定ですが、スコーカーをどこに付けるかを相談。最初はミラー裏の三角窓付近に付けられたら理想と話していましたが、CX-8の場合、そこにはパーツが付いていて、そのパーツは切断をしないと取ることができません。
その場合、元に戻すことができないのと、次の乗り換えの時に査定にマイナスになるのも嫌だったので今回も前回同様Aピラーにワンオフで加工してもらうことに決定。
取り付け位置はAピラーに付けるより三角窓のところの方がより外に付けられるので距離が稼げステージが広がります。オーケストラやクラシックを聞くならそのほうが幅が出て良いそうです。
その分加工が必要になり追加で工賃がかかってきます。そこまで僕はこだわらないので、Aピラーにお願いしました。
なんとお美しい
帰る前にそれぞれのスピーカーを見せてもらいましたが、ピッコロ2のキラキラとした見た目の美しさ、MM3のデカさに驚きました。
今まで使っていたCDM-880でも十分大きいなと思っていましたが、MM3はその2回りぐらい大きい印象。「めっちゃええ音出しまっせ」と言わんばかりのルックス。
取り付け後の音の変化はもちろんですが、見た目の変化も楽しみでしょうがなかったです。
その音はいかに?見た目は?
「2日後の夕方ぐらいまでには完成するのでまた取りにきてください」と言われていたので、その時間に合わせて取りに行きました。
めちゃくちゃ楽しみで、気がついたら約束の時間より少し早く着いてしまいましたが作業は完了していました。
Aピラーに並んだツイーターとスコーカーを見てニヤニヤが止まらん
「すげーー、自分の車にデカくキラキラしたものが付いてる!」というのが第一印象。つい笑みが出てしまっていました。
やっぱりプロですね。ショップの方がすごく綺麗に取り付けてくれたおかげで、見た目がすっかり変わりました。スコーカーも思ってた通り2回り?ツイーターはそれ以上?大きくなっていて迫力がすごい。
特にピッコロ2、この子が光が当たってキラキラしています。その下のMM3もマットな感じも意外とピッコロ2とのバランスも良く違和感がない。
始めは「マット」と「キラキラ」が合わないかも、両方ともElate Carbon Proの方がシンプルなCX-8には合ってるかなと初めは思っていましたが、全然そんなことがなくて良かったです。
マットなスコーカーの見た目のおかげでピッコロ2のキラキラを引き立ててくれています。
ドアウーファーはインナーバッフルにしているので、見た目の変化はなし 笑
激変の音に驚愕
「試しに聞いてくださーい」と言われ、DAPに入っている歌を適当に再生。
音が鳴った瞬間もう違う。
なんだこれ、スピーカーを変えるとこんなに変わるのか、全く出てくる音の次元が違いました。音の要となるDSPもDAPも今までと同じものを使っているので、違うのはスピーカーだけ。
よく「ハイエンドのスピーカーは伸びが違う」とか「クリアさが違う」とか「粒立ちが」とか「輪郭が」とかさまざまな表現を目にしますが「本当かよ。素人がそんなに違いわかるのか?」と少し疑心暗鬼でした。
でも、まさにその通り。
高域の伸びと余韻が全然違う。今までと同じ歌を聞いてるのに全て伸びて、音が耳に留まってくれるんです。これが正しい表現か分からないけど、そのようなイメージ。そして、大きな音にしても雑味が減ってうるさく感じないことにびっくり。
今までのMaximo Ultraは音を大きくすると雑味のようなシャカシャカ鳴ってるような感じでクリアさに不満がありました。
それが今回のシステムアップで全然気にならなくなっています。ボーカルの音も今までと比べ物にならないぐらい綺麗。
高域の音にもびっくりしましたが、それ以上にびっくりしたのが低域。
サブウーファーもう1個付けました?ってぐらい元気に鳴っている。今まで低域に対しては「これ鳴ってるのかな?サブウーファー入れてるけど、求めている音に程遠いんだけど」と思っていました。
やんちゃな方の車のようにドンドン鳴らしたいわけではなく、
程よく聞いている音楽を邪魔しない程度に音の厚みが欲しかったのですが、以前はそれが限りなく少なく不満でした。
それがウーファーのHybrid MW6 MKIIのおかげで、低音の厚みが出て、これまでのシステムに比較にならないぐらい鳴ってるんです。
この時点で「ああ、スピーカー変えて良かった。ほぼ今の時点で理想形。」となりました。
なんでこんなに違うのかショップの方に聞いたところ「同じDSPで調整していても、今までのだとエントリーモデルで出せない音があったけど全てグレードアップしたので出せる音の幅が広がった。」とのこと。
もちろん、スピーカーそのものの使っている素材が違うのも大きいです。
ただスピーカーを良くした弊害もありました。
今使っているμディメンションのDSP(DSP610AB)は比較的エントリー寄りのDSPで内蔵のアンプがスピーカーに対してパワー不足感が否めない。特にウーファーとサブウーファーが顕著で、現状、調整が出来る上限一杯一杯の状況でまだまだスピーカーの実力が発揮できずにいるとのこと。
ショップの方には「アンプレスのDSPとアンプを導入すると今回のスピーカー交換ぐらいの変化幅がありますよ。コストを落として内蔵アンプのDSPでももう少しパワーのあるものでも変わりますよ」と言われました。
商売上手すぎてもう怖い 笑
でもそれはなんとなく分かるような気がします。
今回の新しくシステムでも十分満足いくもので、すぐに何か変えたいということはないです。ただ、それでもショップの300万円以上かけたデモカーの音質を100とするとおそらく今の僕のシステムでも40から50ないぐらいだと思います。
今のシステムもすごく音がクリアになり厚みが出ていますが、デモカーは見上げられるぐらい更に上の上をいっていて、クリアさも厚みも段違い。そのくらいデモカーはすごかったです。それに比べると掛けている金額も違うので、アンプ導入で変化があるのは分かります。
それでもとりあえず今のところはこの新しいシステムで楽しむ予定。まだまだエイジングも始めたところなので、経年変化も楽しみです。
音質の面では上で挙げたようなDSPに劣りますが、今付けているDSPにはBluetooth機能が付いていて使い勝手がいいんですよね。
DAPを有線で繋げて、同時にiPhoneをBluetoothで繋げていてもシームレスに切り替えらるところも気に入っています。
audisonやhelixはDSPだけではBluetoothの機能がないので、B-CONというBluetoothレシーバーを別で買わないといけないところはデメリットかな。
DAPとその他の音源で、音の違いが分かるようになった
Maximo UltraとCDM-880の組み合わせでは感じませんでしたが、今回スピーカーを変えたことではっきり違いが分かるようになったことがもう1つあります。それはDAPとiPhoneで聞こえ方が全然違うこと。
普段DAPからデジタル接続でAmazon Music Unlimitedでダウンロードしたものをオフラインで聞いています。子供がYouTubeで動画を見たいという時はiPhoneやiPadをBluetoothで繋いで聞いています。
これまでiPhoneやiPadはDAPからの音と比べたら音質が劣りますが、多少の違いはあるものの僕の耳だとそれほど劇的に音が変わることなく、別にiPhoneでも十分かなと思っていました。
それが今回のシステムアップで全然違うことにびっくりしました。ハイエンドのスピーカーと調整のおかげで、今まで出ていなかった音が出るようになったからだと思います。スムーズさ、クリアさがDAPを繋いだ時とiPhoneやiPadでは全く出てくる音が違います。
iPhoneで聞くとどこかシャカシャカ雑味のある音が聞こえてくるが混ざってクリアさに欠けていました。それがDAPだとそのシャカシャカ感がほとんど無くなっています。もちろん端末、音源の違いはありますが、同じDAPを使って同じ曲を聞いても、前のシステムと今回のシステムで出てくる音が全く違うので、スピーカーの変更でその変化を大きく感じています。
まとめ
ハイエンドと呼ばれるスピーカーの力を3つのうち2つ入れたことで、その実力を垣間見えた今回のシステムアップ。まだまだ改善できるところはあるものの、今の時点ではこれで十分以上。
ピッコロ2のクリアさと伸び、MM3がボーカルに輪郭をはっきりしてくれ、Hybridが音に厚みを持たせてくれます。これらの組み合わせによって音のダイナミックレンジが広がり、何を聞いても立体感が生まれました。
ピッコロ2とElate Carbon Proは以前からその噂を聞いていたので期待に沿う、いやそれ以上の実力を見せてくれています。逆に期待していなかった分、それら以上の期待値を超えてくれたのがHybrid MW6 MKII。それがエントリーからミドルクラスの変更だけでも想像の遥か上をいく変化幅でした。めちゃくちゃ元気の良い音で厚みが出ました。
少しでもいい音を車でも聞きたい、カーオーディオをこれから始めようか考えている方は、ミドルクラスのHybridの2wayや3wayから始めたらより幸せになるんじゃないかなと思えるぐらいHybrid良かったです。
施工後、運転して感じたこと、それは(音はもちろんですが)見た目の満足感が半端ないこと。特にピッコロ2の輝き。運転していると外の光が入ってきますよね。その光の反射で角度によって時計の針がくるりと1周するよう表情が変わります、その時のキラキラ感がたまりません 笑
音楽を聞かなくても、見ているだけで喜びがあります。
好きな車で好きな音楽を綺麗な音で目でも耳でも愛でることのできるこの環境、最高です。これまで以上にカーライフに彩りを添えて人生を豊かにしてくれています。
ちなみにそれまで付けていたスピーカーは定価の大体半額ぐらいで売れました。名前が知られているブランドの商品はリセールがいいので嬉しい。
売れたことで最終的には思っていたよりお金が出ていかず良かったです。
戦争という中で製作された今回のスピーカー達。音もそうですが、そういった背景により更に思い出深い買い物になりました。