こんにちは!理央(@leo__note)です!
車を買う時って、車種を色々比べながら、ディーラーに実車を見に行って、試乗をしてどれにするか決めて、商談をして契約という流れが一般的かと思いますが、いざ特定の車を買うと決めても、契約までに決めなきゃいけないことっていっぱいありますよね。
CX-8で言えば、
- 25S(ガソリン)にするか、XD(ディーゼル)にするか?
- 駆動はどうするか。FFにするか?AWDにするか?
- グレートはどうするか?
- メーカーオプションはどうするか?ディーラーオプションは何を付けるか?
- 支払いはどうするか?現金?カーローン?残価ローン?
などなど。たくさんのことを決めることになります。
その中でも3列シートのCX-8だからこそ、決めないといけないことがもう1つあります。
それは「6人シートを選ぶか、7人シートを選ぶか」という問題。
これは乗車人数が1パターンで固定されている2列までの車では選ぶ必要がないというか、選べないので、ある意味CX-8の特権ということになります。
でもこれが本当に悩ましいです。
年に何回も7人乗って移動することがあるなら、7人乗りですぐ決まります。でもCX-8を選ばれる方って普段は多くても4人まで多くてもせいぜい5人までで、3列目はトランクとして使用、いつもより人を乗せる時だけ3列目を使うということが多いのではないでしょうか?
そこで、今は6人乗りのCX-8、前回は7人乗りのCX-8を選んだ子育て中の僕だからこそ分かったそれぞれの「良かったところ」「気になったところ」を交えて感想を書きます。
現行CX-8の最上級モデルExclusive Modeは、アームレスト付きで運転席横にあるような大型のセンターコンソールボックスが付いている特別な6人乗り仕様が選べます。
そちらの6人乗りに関して、僕が実際に長期で乗って使ったことがないので今回は比較対象外になります。この記事ではExclusive Mode以外の6人乗り(キャプテンシート)と7人乗り(ベンチシート)をレビューしています。
7人乗りについて
良かったところ
- 最大7人乗れる
- 2列目のシートの真ん中の席にモノが置ける、オムツ交換ができる
- 5人乗り+トランクという使い方ができる
- 隙間が少なくフラットにできる
最大7人乗れる
当たり前のことですが、6人乗りプラス1人多く乗れるのは最大のメリット。
1家庭だけだったら6人乗りでも十分ですが、2世帯以上や友達・その家族との移動が多い場合、この6人乗れるか7人乗れるかというところはかなり重要。6人乗りを選んだら、7人での移動の時「ああ、後1人乗れないわ」ということになり結局車2台で移動することになります。
実際7人乗りで7人MAXで乗車すると2列目の真ん中の人は窮屈ではありますが、物理的に多く乗れる7人乗り仕様は余裕が違いますね。多くで移動することが頻繁にある方は絶対こちらを選ぶべきですね。
7人乗りはより多く乗れるという最大のメリットはありますが、2台チャイルドシートを付けたらかなり狭くなります。その真ん中にもう1人座るとなると細身の女性でも乗れないことはないものの、非常に窮屈で長距離の移動は相当しんどいです。
7人乗りに2席分チャイルドシートを載せる予定の方は、一度実車に2台付けて確認された方が失敗が少ないかなと思います。
2列目の真ん中の席にモノが置ける、オムツ交換ができる
これも7人乗りの便利なところ。2列目に1台だけチャイルドシートを置いている場合に限りますが、子供の面倒を見るためにお父さんなりお母さんなりがチャイルドシートの横に座っていることってよくあると思います。
うちの場合は99%以上僕が運転して2列目に妻と子供が座っています。
その時、2列目の真ん中が空いているとそこにちょっとしたものを置けます。例えばオムツやウェットティッシュ、タオル、お尻拭き、飲み物やお菓子など何でもいいのですが、そんなものを入れたリュックを横に置いておくと邪魔にならないし、子供が何かこぼした時でもサッと対応できます。
足元に置いてもいいのですが、その場合、取るときにいちいちちょっと前屈みになって取らないといけないので、横に置いておける7人乗りは楽ですね。
足元に置くのは汚れが気になるという方には特に真ん中に置けるのは嬉しいです。
また上と同じ条件ですが、乳児の時期だと真ん中があることでオムツ交換もしやすいです。6人乗りだとキャプテンシートになっているため2列目の真ん中にスペースがないので、そちらに子供を寝かせることが出来ません。その場合オムツ交換をするとなると3列目に行くしかないです。
3列目を倒していたら、そのためにいちいちシートを起こさないといけないですが、7人乗りの場合は2列目に余裕があるので、子供を寝かせてのオムツ交換ができるのはメリットありです。
5人乗り+トランク
CX-8は3列目をたたむと大きいスペースが作れます。実際7人乗りに乗ってる時は常時3列目はたたんでいました。
キャンプや旅行で荷物をたくさん積んで5人で移動する場合、3列目を完全に荷物専用のトランクとして使えます。
2列目までしか人が乗っていないので、お互い距離が近く会話も楽しめます。
6人乗りで5人乗車の場合はこういった使い方ができず、3列目の片方を起こさないといけませんし、荷物も1席分スペースがなくなり、載せられる荷物の量も少なくなります。
こちらもあくまでチャイルドシートを使わない条件です。
1台でもチャイルドシートを使うと2列目に付けると、快適に座れるのは2人までですね。
隙間が少なくフラットにできる
7人乗りの2列目の真ん中は席になっていて隙間がないおかげで、2列目と3列目を倒して車中泊や大きなものを積むときに隙間にモノが落ちたりすることが少ないです。6人乗りの場合2列目はキャプテンシートでウォークインができるところはスペースがあるので、車中泊をする場合、その隙間を埋めないと使いにくい。
もちろん7人乗りでも2列目と3列目の間には10cmちょっと隙間ができますが、6人乗りに比べると埋める隙間は圧倒的に少ないので、フルフラットにすることが多い方には最適です。
気になったところ
- チャイルドシート2台付けると使い勝手が悪い
- 3列目の疎外感
- リクライニングが2パターンだけ
チャイルドシート2台の使い勝手が悪い
子育て中の僕が地味に辛かったのがこれ。
年に数回、姪やその家族を乗せて大人数で移動することがあります。その時めちゃくちゃめんどくさかったのがこのチャイルドシートを2台使っての6人から7人での移動。
3列目を使わないのであればそこまで問題はありませんが、3列目を使うとなるとすごく不便。
それは3列目に乗り込む時のこと。
CX-8の7人乗りの場合、3列目に乗る人は2列目の左のシートを前に倒してスライドさせて、3列目に乗り込むのですが、2台チャイルドシートを使う場合、先に3列目に乗ってもらって、その後にチャイルドシートを付けないとチャイルドシートが邪魔でシートを倒せず3列目に乗り込むことができません。
さらに降りるときも大変。
手順としては、まず2列目の左のシートのチャイルドシートに乗っている子を降ろします。その後、そのチャイルドシートを外し、一旦外に出します。そうしないとシートが倒せないため、3列目に座っている人が降りられません。
それでみんなが降りた後、外に置いたチャイルドシートを再度取り付けないといけません。
チャイルドシートを1つしか付けない場合は全然問題ないのですが、2台付ける場合乗り降りが大変なので注意です。
2台付けることが多くて3列目も使うことがある場合、それだけで6人乗りをオススメします。
3列目の疎外感と閉塞感
6人乗りとは違いメリットでもありデメリットでもあるのが2列目の真ん中があること。この隙間の有無で3列目に乗ったときの印象が変わります。
7人乗りで3列目に乗った時はどうしても隙間がないので2列目が壁のように感じ隔離されている感というか少し疎外感があるなと感じます。
3列シートを持つSUVの中では3列目が一番使えるCX-8と言えども大型のミニバンに比べたら狭いです。6人乗りであれば2列目の真ん中に足が投げ出せて楽ですが、それが出来ないない、足は2列目シートの下に入れるので狭さを感じ、7人乗りの3列目の快適性は6人乗りのそれに比べ劣ります。
リクライニングが2パターンだけ
7人乗りのリクライニングは標準の22度と一段寝かせた30度の2パターン。30度でも標準に比べてそこまで大きく変わらない印象でした。
それ以上角度を寝かすことができないので、駐車時にちょっと休憩で寝たいという場合、もうちょっとリクライニングさせたくなります。
あともう一段くらい寝かせられたら嬉しいな
6人乗りについて
良かったところ
- 開放感
- 荷物がより多く載る
- 3列目へのアクセス抜群・立って着替えられる
- 快適性が高い
開放感
これは6人乗りに乗り換えたことで2列目の印象が大きく変わったこと。
それは6人乗りの2列目にウォークインの隙間があることにで、運転席から後ろを見たときや2列目に座ったときに開放感が生まれ、圧迫感がなくなりスッキリ見える点です。
過去、普通車は5人乗りか7人乗りのCX-8にしか乗ったことしかなかったので、2列目の真ん中にスペースが無いことに疑問を持ちませんでした。
それが今回6人乗りを選んだことにより、このウォークインがあるおかげで、今まで壁のようになっていたところが取っ払われ、光が入り開放感が生まれ、車内がより広く見えます。
見通しが良い分、7人乗りのデメリットであった3列目の疎外感もなく、声が通りやすいので会話がしやすいです。
これは乗ってみないと分からなかったことですね。
7人乗りのデメリットでも書きましたが、6人乗りのキャプテンシートだと3列目に乗った時に、足を2列目の間に投げ出せます。これが出来る出来ないかは3列目に乗る人の「快適性」に関わるので、快適性を求めるならキャプテンシートの6人乗り一択です。
荷物がより多く載る
これも意外でした。
長野まで1泊2日でグループキャンプをした時のことです。それまでは3列目を倒した場合、隙間のない7人乗りの方が荷物が積みやすくより多く荷物が載せられるんじゃないかなと思っていました。
いざキャンプの前日、テントやテーブル、コット、シート、マットなど乗せられるものは先に載せていたのですが、意外と6人乗りでも工夫次第で荷物を載せられることに気づきました。
それはデメリットかと思っていた幅の狭いウォークインの隙間です。
ここに軽く幅のないものを重ねて積むことで、7人乗りよりも多く荷物が積めることがわかりました。それはインナーテント内に使うインフレータマットや、コットの上に乗せて使うマットなど。上に積んでも問題のないものを4つほど重ねられました。
かなりキツキツではありましたが、このウォークインスペースに積めなかったら、マットのどれか持っていくのを諦めていたと思うので、この時6人乗りを選んでよかったと感じました。
3列目へのアクセス抜群・立って着替えられる
7人乗りのように2列目の左シートを前に倒して、その横から入ることも可能です。
ただ、そんなことをしなくても普通の体型の大人でも(屈む必要はあるものの)ウォークスルーから3列目に移動できるので楽になりました。
これで2列目にチャイルドシートを2台付けていても、取り外すことなくウォークスルーから出入りができるので、格段に3列目へのアクセスがしやすくなりました。
また、このウォークスルーがあるおかげで、120cmまでぐらいの子供であれば立って着替えができるスペースになるので便利です。
7人乗りでは立てたとしても2列目シートの足元しかスペースがなかったし、前にシートがある分動ける余裕がありませんでした。
このウォークインのスペースが楽しいのか、子供は2列目から3列目を行ったり来たりして楽しんでいます。
2列目の快適性が高い
キャプテンシートのいいところがここ。2列目の2席とも片方にアームレストがあり、自分だけの独立したシート感があるのでより快適になりました。さらにリクライニングも最大42度傾くので、休憩時や少し寝たいときに最適です。
このリクライニングは7人乗りの2列目シートの2段だけということはなく、運転席や助手席のように(42度までは)自分の好きな位置に自由に調整することができるので、より快適性が高くなっています。
アームレストはそこまで自由度は高くないものの、ある程度シートのリクライニングに合わせて角度を変えられます。
気になったところ
- 6人しか乗れない(当たり前ですが)
- フラットにした時、隙間ができる
- 5人乗車時、トランクが狭くなる
- カップホルダーが邪魔
6人しか乗れない
これも当たり前ですが、6人までしか乗れません。3人家族と4人家族の2家庭で移動することになった場合、必然的に車2台での移動となります。
以前は多ければ多いほどいいと思っていたので7人乗りを選びました。でも、実際7人での移動は年に0回から2回程度だったので、6人乗りを選んだのでそれでいいと言えばいいのですが、その2回が来た時、やっぱりもう1人乗せれたら便利だなと感じると思います。
この辺りは悩ましいところです。
フラットにした時、隙間ができる
メリットが大きいと感じたウォークスルーですが、もし自分が車中泊をよくするとなったら厄介になるのが、この隙間。2列目と3列目をフラットにした場合、この隙間を埋めないといけないので、その作業が面倒だなと思います。
仮に埋められたとしても、マットを敷いたときにそこだけ妙に凹んで寝心地が悪いなどならなかったらいいのですが、この辺り検証が必要かなと思います。
厚めのインフレーターマットを使えばなんとかなるのかな??
5人乗車時、トランクが狭くなる
この使い方が6人乗りではできなくなります。
ミニバンと比べたら積載力は少ないですが、ミニバン以外の車としてだったらCX-8は3列目を倒した時積載力がある方だと思います。
僕たちもそうですが、3列目をずっと倒してCX-8を使っているという方も多いのではないでしょうか。
6人乗りの場合、4人までの移動であれば、荷物をたくさんつめて、快適性の高いキャプテンシートのおかげで移動がさらに楽になります。がその一方で5人となると話は変わってきます。
2列目には2人しか座れないので、5人での移動の場合、3列目の1席を使うことになり、そのもう1つの席を倒して荷物を積むことになります。
その場合、7人乗りでは3列目の2席を倒してトランク容量を増やすことができましたが、6人乗りではそれができないので、当たり前ですが荷物を積める量が限られてきます。
あと、これは感じ方それぞれかもしれませんが、楽しさが違ってくるかもしれませんね。
2列目まで5人いる場合と3列目を使っての5人乗っている場合だと、2列目を使って5人乗っている方が和気藹々と感があるかもしれません。
カップホルダーが邪魔
これ乗ってみるまで分からなかったのですが、なんかこうもうちょっとメーカー側で上手くできなかったのかと感じたところです。7人乗りの場合、ペットボトルを入れるスペースが2列目の真ん中の席に跳ね上げ式のアームレストがあるので、使わないときは格納できます。
6人乗りの場合、その格納ができないので、2列目のエアコンの吹き出し口の下に取って付けたかのようにドンっとカップホルダーが鎮座しています。
これが席を左から右や、2列目から3列目に移動するときに気をつけないと足に当たって邪魔になってしまいます。
7人乗りのコンソール前はカップホルダーがないので、このように足が当たることなくスッキリしています。
できれば引き出しタイプで、使わない時はその引き出しを閉めて見えないようにできたらいいのに。
で、結局どっち?7人乗り、6人乗り、それぞれのオススメの方
7人乗り、6人乗りのCX-8を実際に買ってみて感じたことは、両方とも一長一短あり、どちらが正解ということは無いかなと感じました。
あえて言えば以下のように使うタイミングや環境によって変わるかなと思います。
6人乗りがオススメな方
- 4人乗りプラス大きいトランクが欲しい
- 2列目の快適性重視
- 子供が2歳以上 or 2人いる
4人乗りプラス大きいトランクが欲しい
乗車人数は4人までが多い方。トランク容量を気にせずポンポン荷物を積みたいというライフスタイルの方は絶対6人乗り。6人乗りだと2列目の真ん中が空いているので長尺物も積めますね。
2列目の快適性重視
4人までの移動が多く、さらにドライブ中快適さを求めるのであれば、6人乗りを。リクライニング角度を自由に調整できて、7人乗りに比べてその角度もより大きく、自分だけのアームレストがあることで快適性が全然違います。
子供が2歳以上 or 2人いる
我が家ですと子供が2歳をすぎると乳児の時に比べて乗車中に面倒を見ることも少なくなり、7人乗りで必要だったシートの横に必要なものを置く必要がなくなりました。そのため、2列目の真ん中が必要なく、2列目の真ん中のメリットがなくなりました。
ちょっとしたものはキックガードや前の席の背面ポケットに入れればいいので。
それと2人お子さんがいて、7人乗る機会がほぼ無い場合は、6人乗りが絶対オススメです。7人乗りの2列目のデメリットで説明した通り、2列目に2台チャイルドシートを付けての5人以上の移動は付け外しや乗り込みなど本当に大変です。
7人乗りがオススメな方
- 7人乗ることが年に何回もある
- 5人までの移動でトランクにたくさん荷物を積むが多い
- 乳児や面倒みないといけない子供がいる場合
7人乗ることが年に何回もある
6人より7人乗る機会がそれなりにある方は7人乗りになりますね。やっぱり多く人を乗せられるという点では7人乗りは使い勝手がいいです。
5人までの移動でトランクにたくさん荷物を積むが多い
3列目を倒しても最大で5人乗れるメリットは大きいです。5人家族で荷物をたくさん積んでキャンプや旅行に行かれることが多い方は7人乗りがオススメ。
2列目にチャイルドシートを2台付けて、5人が移動する場合、2列目の真ん中に誰が乗るか、チャイルドシートの大きさも想定された方がいいです。
そうしないとせっかく7人乗りを選んだのに、結局「2列目の真ん中全然使ってないし、快適性の高い6人乗りにした方が良かった」となりかねません。
乳児や面倒みないといけない子供がいる場合
乳児〜2歳までの子供が小さく、乗車中も面倒をみないといけない場合、やっぱり7人乗りが便利。シート横にリュックやおもちゃ、必要なものを置け、オムツ交換も気軽にできるメリットは大きいです。
まとめ
メリットデメリットはそれぞれあるものの、快適性を重視するのであれば6人乗り、より多くの人と時間を過ごすなら7人乗りになるのではないでしょうか。
1家庭で移動が多いことを前提に、僕なら子供2人の4人家族までは6人乗り、子供3人の5人家族になってくると7人乗りを選ぶと思います。
なので、今回は6人乗りを選んで大成功でした。
まぁ5人以上の家族になるとミニバンを選ばれる方が大多数だと思いますが、ミニバンではなくその他の選択肢としてCX-8に乗りたいという方に参考になったら嬉しいです。